インタラクティブな表現

コンピュータを介在させることによって、人の働きかけによって画像や動き、音が変化する、インタラクティブなアニメーションが可能となりました。これは様々なメディアに用いられ、日常生活における情報伝達や教育、娯楽になくてはならない技術となっています。 ここではごく単純なクリック(タップ)やドラッグで動くアニメーションを紹介します。

UNIMATION

2009年度ゼミの受講生、清水愛子氏の卒業制作『UNIMATION』を紹介します。作品は当時最もよく使われていたFLASHというアプリケーションで作られたものですが、現在はプラグインがサポートされておらず、ここでは操作する様子を記録したムービーでご覧いただきます。
この作品は丸、三角、四角という単純な幾何形態を組み合わせて形を作るだけでなく、それぞれに動きも付け加えることができ、入れ子細工のように、組み合わせて複雑な形や動きの造形が可能になります。 インタラクティブなメディアの特質を活かしたユニークな作品で、優秀作品に選ばれました。

  
  

カエルの合唱ー『Come Out』

 

画面をクリックすると、カエルが現れます。またカエルをクリックすると跳びはねて、音がずれます。カエルをドラッグして「カエル消し」の上でマウスアップするとカエルが消えます。
この作品は、カエルの鳴き声として、スティーブ・ライヒの『Come Out』という曲から、「Come out to show them」というフレーズを抜き出して使用しています。
ライヒはテープに吹き込んだ繰り返す音を二台のプレーヤーで再生して、徐々にずれていく音響の変化を楽しむものでしたが、ここではクリックすることで音をずらして、響きの変化を確認することができます。  

※ このムービーのモバイル端末での音の再生は、消音設定(マナーモード)を解除する必要があります。