第2章 タイミング技法

No.26

空気の流れ


 

空気の流れ

 

旗やマフラーのような軽く薄い布で出来たものは、空気の抵抗を大きく受けます。
ここでは旗の動きを表す時に、空気の抵抗をどう考えるかを紹介しています。

 

風の影響による旗のゆらぎ

 

掲揚台や屋上に掲げられた旗は、風によってたなびきます。 ここでは、空気の流れを、球状のかたまりが一定速度で移動するとみなして、その影響を受けて布が変形するように描いています。

 
 
 

振られる旗の動き

 

旗は国や組織の象徴として、また標識や信号としても用いられます。したがってそれを強調したい時には、人が旗を手に持って振ったりもします。
その時、旗が取り付けられた棒を振って旗を動かすわけですが、旗は棒の動きに追従するように動きます。ここでは空気の抵抗が大きく、空気のかたまりの周りを旗が撫でるように動かしています。

 
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実写での旗の動き

少し風の強い日に街中で見かけた宣伝用の幟(のぼり)です。
空気のかたまりが左から右に移動して、幟の布の形を変えているように見えます。

アニメーションでの風鈴の動き

非常に単純な形態で、静止状態では一見何の形か分かりにくいですが、動くことによって風鈴らしさを表したアニメーションです。
風に吹かれて軽い短冊(下の長方形)が動き、それに引きずられるように舌(ぜつ - 短冊につながる部分)が動いて釣鐘部分に当る動きで、構造が連想され、風鈴らしさが現れます。

※ このアニメーションは、No.52「見立てのアニメーション」からの抜粋です。
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