三輪享良

1931年旧満州、大連生まれ
2002年山口県下関市自宅にて逝去

略歴：

山口大学文理学部西洋哲学科中退後、ヴァイオリニスト外山滋に師事、レッスンを受ける。
下関交響楽団、北九州交響楽団のコンサートマスターを務める傍ら、画業に専心。
以後、絵画個展多数

「ふく群図」：

下関市海峡メッセ10階国際会議場裏正面に、三輪享良晩年の作「ふく群図」が常設展示されています。
この絵は、フランス製の黒いオイルパステルを使い、手漉きの和紙に色を重ねて指で刷り込む独特の技法で描かれています。会議場内にあるため、普段は一般の立ち入りはできないようですので、以下に写真で紹介します。

中央に立つのが海峡メッセで、その10階に国際会議場があります。

国際会議場。奥に「ふく群図」が見えます。

「ふく群図」と三輪享良

「ふく群図」左部分

「ふく群図」右部分

天白ひらこし「ふく楽舎」内の「ふく群図」：

下関市南風泊（はえどまり）にあるレストラン、天白ひらこし「ふく楽舎」内にも比較的小品の「ふく群図」が展示されています。
おそらく国際会議場の「ふく群図」を描く前に、同じ技法を用い、フグの実寸サイズで描いたものと思われます。こちらは店内に入ればいつでも鑑賞することができます。

店内2階レストラン。奥に小品の「ふく群図」

「ふく群図」

「ふく群図」左部分

「ふく群図」中央部分

「ふく群図」右部分

店内2階踊り場に展示されている別の「ふく群図」