映画とアニメーションの仕組み
フィルムでの実写映画とアニメーションの仕組みの違いを図解したものです。
映画のカメラで現実の被写体を写すと、一秒間に24コマの画像として連続的に記録されます。
その画像を映写機で、同じく一秒間に24コマのスピードで連続的にスクリーンに映し出すと、現実の被写体と同じ動きが得られます。
これが実写映画ですが、アニメーションは現実の被写体を写すかわりに、フィルムの画像そのものを作っていきます。
この場合、紙に描いた静止画をコマ撮りで撮影する方法や、被写体を少しずつ動かして撮影する方法、あるいはフィルムに直接描いていく方法などがあります。
点滅する指示に従ってクリックしていくと段階を追って画像が現れます。アニメーションは映画のフィルムを利用することで、表現の幅を広げて来ました。
回転カムの仕組み
映画のフィルムをシャッターが開いているときにはフィルムを止めておいて、シャッターが閉じている瞬間にフィルムを掻き落とす回転カムの動きを説明しています。
右の連続回転カムは一定のスピードで回転しているだけですが、間欠回転カムは連続回転カムの突起が凹みに入った時だけ回転の力が加わり、それ以外は固定されています。
間欠回転カムが回転すると、フィルムは一コマだけ掻き落とされます。