リピート表現例 - 平面・空間
平面的な繰り返し表現は、壁紙やカーテン、衣類などのパターン模様に多く見られ、M.C.エッシャーは不思議な驚きを観るものに与える連続模様の作品を多く残しています。
これらのほかにも、細かい繰り返しのパターンを使うことで視覚的な幻惑をもたらすオプティカルアートの作品もあります。
ここでは、それら平面的な繰り返し表現の例をいくつか紹介します。
モアレ現象
繰り返す線の模様どうしを重ねて動かした時、干渉し合って、新たな模様が現れ、変化していきます。この斑紋をモアレと言います。
リピート表現の例として、モアレ現象をいくつか紹介します。
細かな線が繰り返し描かれたパターン模様自体でも、ミニマル・ミュージックを聞いた時のような感覚的なゆらぎを感じますが、それらを重ね合わせて動かすことで、思いがけない形が現れては消える、もうひとつの面白さが出てきます。この現象は同じパターンを重ねた時に最もダイナミックな動きと形が現れるようです。
ここでは下記書籍からいくつかのパターン模様を取り上げ、改変して紹介しています。
「Optical Designs in Motion With Moirè Overlays」
by Carol Belanger Grafton Dover Publications, Inc 1976
by Carol Belanger Grafton Dover Publications, Inc 1976
「開始」ボタンをクリックして、上部に現れたパターンを下のパターンに重ねてごらんください。上部と下部のパターンは左右の矢印で切り替えることができます。
モアレを作る本
この本は、パターンが印刷された付録のプラスチック板を重ねることで、様々なモアレを楽しめる本です。重ねて動かすことでモアレが動いて驚きが増すのですが、重ねない状態でもパターン独特の視覚的え眩暈を生じさせる効果があります。それらのいくつかを紹介します。
※ 下の矢印をクリックすると絵が切り替わります。