スリット・アニメーションの仕組み
本や動くオモチャとして、ミュージアムショップなどで市販されているスリットアニメーションは黒い縞模様(ストライプ)の隙間(スリット)から見える画像が切り替わることで動きが現れます。
ここではその仕組みをインタラクティブなムービーで説明しています。
ストライプをドラッグすることで動きが現れます。
ストライプの明度や色相を変えると、画像が不鮮明になったり、色味が変わって見えてしまいますが、これは色の膨張効果や同化現象が影響しています。
ボタンをクリックしてご覧ください。
色の同化現象
ここでは色相、明度、彩度の3種類の同化現象について具体的に説明しています。
私たちはいろいろな色に囲まれて生活していますが、それぞれの色が影響しあっているため、我々が見ている色は相対的な見え方をしているといえます。
※下の左右の画像をクリックすると、それぞれの色のストライプが現れます。
また黒い帯の左右の矢印をクリックすると、同化の種類が選べます。
この画像の顔の色はグレーですが、赤色の細かいストライプの隙間から見える顔色は赤みが増して肌色に近くなります。
また青色のストライプ越しに見た時は、顔色は青みがかって紫色っぽく見えます。
これはストライプの色相の影響を受けて、その隙間から見える色味もストライプの色相に引き寄せられる現象です。
店頭に並ぶミカンを詰めた赤いネットの袋も、中のミカンが少し赤みがかって美味しそうに見せる効果がありますが、これも色の同化現象を利用しています。