人物のコマ割りと背景のコマ割りの注意点
ここでは歩く人と背景の木のコマ割りの違いについて説明しています。 歩く人のコマ割りは24f/s(1秒24フレーム)、12f/s、8f/sでそれほどガタつきの違いは感じられませんが、右へ直線移動する背景の木々は、12f/sでもかなりガタついて見えるので24f/sで動かす必要があります。
また背景を飛ぶ飛行機は、下記の違いがあります。
24f/sの①に比べて12f/sの②はかなりガタついていますが、③の蛇行する飛行機は、同じ12f/sでも、比較的ガタつきは少なく見えます。
一般に歩きや曲線的な動きの物は複数フレームでも大丈夫ですが、直線的な動きの静止画像はフルアニメーションで動かすことが原則となっています。
下記アニメーションは、ボタンをクリックして対象画像を消したり、フレームレートを変えて違いを比較することができます。
歩きサンプル
ー E.マイブリッジの写真集から ー
エドワード・マイブリッジが人体の動きをとらえた写真集「THE HUMAN FIGURE IN MOTION」から、女性の歩きの写真をスキャンして動かしてみました。
12枚の写真を位置やサイズを調整して、8f/s(1秒間に8フレーム)で繰り返し歩き続けるようにしています。
上半身は布をかぶる動作なので動きにギャップがありますが、下半身の歩くポーズは一応滑らかにつながって見えます。
またその他の動きも、リンクしたページに移動して観ることができます。
クリックで「THE HUMAN FIGURE IN MOTION」のその他のサンプルムービーに移動