「Starting Stories」は、子どもの読み書き能力と映像リテラシー(映像理解力)の発達を支援するテキストとしての、短編映画の豊かさをさぐり、説明しています。このビデオ選集には以下の5本の短編映画が含まれ、教室での使用をサポートする教師向けのメモが付いています。
教師用メモの内容:
★ 「Starting Stories」の目的
一般的に、幼児期の教育は、子どもたちの経験を考慮し、既存の知識やスキルを基盤にすべきであるとされています。その中でも、動画メディアに関する取り組みは重要な位置を占めています。子どもたちは、さまざまな環境で、映画・テレビ・ビデオに触れながら教育の世界に入り、動画メディアの多くの決まりや慣習にすでに慣れ親しんでいます。
この教材と提案されている教育法は、子どもたちが映画の構造や慣習について、すでに学び始めていることを利用し、映像メディアを見たり学んだりする新しい方法を発見することを教師たちに促します。「Starting Stories」は、映画とリテラシー(読解力)に基づいた活動の具体例を提示し、映画と映画言語を探求することが、いかに効果的で楽しく、リテラシー教育に役立つかを示しています。
「Starting Stories」は幼児期および基礎段階(3歳児から就学前年度終了まで、または北アイルランドでは2年生終了まで)の教師向けに、生徒が話しながらアイデアを書き留める方法や教師と生徒が一緒に文章を作成するなど、初期の記述能力の発達を支援するために映画のテキストを使用するトレーニングとガイダンスを提供しています。映画の学習目標*は、子どもたちの動画に対する理解力や分析能力をどのように伸ばすかを示しており、基礎段階のカリキュラムガイダンスノート(DfES/QCA, 2000)に概説されている早期学習目標や理解のステージ、特にコミュニケーションと言語の発達に関連するものと明確に対応しています。
基礎段階からキー・ステージ1へ移行する子どもたちのために、Starting Storiesは、国家リテラシー教育方針の基本目標に直接対応しています。これらの目標は、入学年度とキーステージ 1 に適用されます。ここで提案されている活動や学習方法は、単語、文、文章レベルの学習に活用できます。特に、レッスン・プランのひな型では、映画とリテラシーの両方の学習目標を達成するために、教室での映画の効果的な使用方法を概説しています。
★ なぜ短編映画なのか?
短編映画は、幼い子供たちとの共同作業に最適なテキストとなります。ほとんどの場合、それらはコンパクトで自己完結的な構造になっていて、さまざまな物語の要素を組み合わせて、明確かつ魅力的に「物語を語る」ことができます。作品がより抽象的である場合、画像と音の創造的な使用法を探る機会が生まれます。
「Starting Stories」ビデオ選集に選ばれたさまざまな短編映画には、月を題材にした作品が 3 本含まれています。「リトル・ウルフ」は、おなじみのパターンや繰り返しがアクションを強調していて、伝統的な韻や物語に通じるものがあります。「月の上のヒヒ」は、明確な物語とともに、美しく撮影された人形アニメーションです。対照的に、「笑う月」は、なじみのあるキャラクターや生き物を登場させながら、音と映像のより抽象的な関係を探求しています。「そうでなければ」は、友情と互いの違いというテーマを探求していて、巧みなカメラワークが、視点や関係性を探る絶好の機会を提供しています。「The Lucky Dip」は、紆余曲折があり、緊張とサスペンスの雰囲気が漂う物語です。各作品は7分以内で終わるため、簡単に見直したり読み直したりすることができます。
「Starting Stories」は、同じくBFI エデュケーションが制作した『Story Shorts』と提携する教材で、キーステージ2(7~11歳)での読み書き能力を育てるために短編映画を活用する方法を探っています。「Story Shorts」も、教師向けのメモを含むビデオ選集で構成されています。同様の教材である「Screening Shorts」は、11歳から14歳を対象とした映画とリテラシー学習について取り上げています。
★ 「Starting Stories とカリキュラム
このガイドに概説されたすべての原則、指導法、活動は、英国のカリキュラムに従っており、英国全土の幼児教育や学校教育の現場で、子どもたちと接しながら働く教師たちに最適なものです。
「Starting Stories」はイングランドの学校で試験的に導入されています。完成版教材には、イングランドの国家カリキュラムと国家リテラシー戦略への明確な言及がある一方、他の英国のカリキュラムへの言及も適宜行われています(ウェールズの「義務教育前の児童の学習の望ましい成果」、スコットランドの「3~5歳児向けカリキュラム体制」、北アイルランドの「就学前教育のカリキュラムガイダンス」を参照のこと)。
各作品には、さまざまな活動と授業計画のひな型が用意されています。これらのガイドラインは、リテラシーと映画の両方の学習目標に対応しています。基礎段階(幼児期)の活動がいくつか掲載されており、1年生と2年生の各学期の授業計画へと続きます。これらはイングランドの国家リテラシー戦略の枠組みに直接関連していますが、学年および学期ごとに「評価」する主な理由は、幼児期から小学校のカリキュラムへと進む進歩状況を示すためです。これらを必要に応じて自由にアレンジしてご使用ください。
このガイドに従う教師は、7歳から11歳の子供たちに対する映画とリテラシーの教育を扱ったBFI教育資料「Story Shorts」でも同様の形式を目にすることでしょう。さらなる情報は、「Look Again! A teaching guide to using film and television with three- to eleven-year-olds(Look Again! 3歳から11歳の子供に映画とテレビを使うための指導ガイド)」にも記載されています。(www.bfi.org.uk/education)」
言語とは、見て、しゃべって、文章を使ってコミュニケーションをとることです。
私たちは、子供の学習の最も早い段階から、すべての活動はコミュニケーション、言語、およびリテラシーによって支えられているのだと言ってきました。NLS*は、コミュニケーションが、学校での水準を向上させる原動力の中心であると述べています。
話したり書いたりを促すために映像教材を使用することが、子どもたちのコミュニケーション能力を高める刺激的な機会を生み出します。
★ Cs and Ss
すべての芸術形式やコミュニケーション形式と同様に、映画には、その形式、内容、概念を説明して議論するための独自のルールと言語があります。
これらの概念を理解するのは難しいことではなく、あなたとあなたの子どもたちの動画メディアへの理解と楽しみを高めることができます。
映画の言語と文法は、「映画を機能させる」ための主要な要素に焦点を当てることで要約することができます。私たちはこれを「CsとSs」と呼んでいます:
ストーリー、設定、 サウンド、 色、 キャラクター、 カメラ
これらの 6 つの要素を用いることで、映画のテキストを精査して「尋問(厳しく追及)する」ことができます。
これらの要素に焦点を当てながら映画について話すことで、討論のための情報やアイデアがたくさん得られることに気がつくでしょう。多くの教師は、子供たちに彼らが読んだ文章について話すよう求める際、エイダン・チェンバースの著書「Tell Me」(1993年)で提案された質問を使用しています。これらの質問は、それぞれの映像テキストに応じて、子供たちから、多くのバラエティに富んだ、想像力豊かな会話を引き出すための、さまざまな可能性を与えてくれます。以下には、Cs and Ssの各要素の簡単な定義と、一部Tell Meアプローチに基づいた質問が示されています。これらの質問は、子供たちの注意を引き、さらなる会話や記述活動に導くために使用できます。
「Cs and Ss」は、映像作品に基づいた他の活動に関わる前に、クラスまたはグループ活動として取り組むことができます。映像作品は、子供たちの注意を、その都度、異なる側面に向けさせながら、何度も鑑賞されるべきです。子供たちは映像の中に「手がかり」を探すのが好きです。以下のことが分かるでしょう:
ストーリー
これは映画の話法であり、基本的な構造と形を提供します。一般的には特定の視点から語られますが、これが明確な場合とそうでない場合があります。子供たちは、異なる物語構造や語り口のパターンには、たぶん、すでに馴染みがあります。これには以下のようなものがあります:
「ストーリー」に関する質問例:
セッティング(場面設定)
セッティングは、映画または映画のシーンが展開される背景を提供します。それは歴史的、また地理的なものでもありえます。またセッティングは、雰囲気や状況を素早く特定したり、観客が登場人物の行動や生活における感情を理解するのにも役立ちます。ほとんどの映画は、主要な設定と二次的/小規模な設定の両方から成り、それは屋内(家の中)または屋外であり、ロケ地で撮影されたり、特別に作られたセットで撮影されたりします。より抽象的な映画では、セッティングまたは背景が抽象的で、特定の時間や場所を指さず、ただ環境の雰囲気を伝えるのに役立つという場合もあります。映画のセッティングについて話すことで、何が表示されていて、何が表示されていないのか、また、別のセッティングではどんな物語になるのか、想像力豊かに考えることができます。
「セッティング」に関する質問例:
サウンド(音)
サウンドトラックには、いくつもの要素が含まれていて、それぞれが物語を語る上で役立っています。これらは、並行して重ねられたレイヤーで働いていて、様々な目的や効果をもっています。映画のフレーム自体に、登場人物のセリフや行為、街の往来の騒音や風など、雰囲気を表す効果音が存在しています。また他にも、音楽やナレーションなど、映画に後から重ねられる音もあります。またその他に無音の間(ま)もあり、それは、映画で醸し出される感情や雰囲気に大きな影響を与える可能性があります。無音の間は、音と音のあいだをつなぐ隙間となり、しばしば感情的な緊張や強さを高める「思考の間(ま)」を作り出します。
「サウンド」に関する質問例:
色彩
色彩は映像の見た目を左右し、いろいろな方法で物語を伝えるのに役立ちます。色が鮮明か地味か、または特定の色合いの範囲内であるかに応じて、気分や雰囲気を伝えることができます。例えば、背景とそれを背にする登場人物の服の色など、視覚的なコントラストを使用して、登場人物や建物、場所を目立たせることができます。また、色彩は時間の経過を示すのにも役立ちます。たとえば、人物の行動が昼から夜に移るにつれて、色の階調も変化したりします。
「色彩」に関する質問例:
キャラクター(登場人物)
キャラクターはさまざまな方法で、またさまざまな目的のために、登場します。私たちはまた、映画の主人公は誰で、どうやってそれを知るのかについても考える必要があります。さまざまな登場人物がどのように振る舞い、どのように関わり合っているかによって、彼らについて多くのことを知ることができます。
「キャラクター」に関する質問例:
カメラ
カメラは事実上、語り手として機能し、一連のカメラショットが物語を通して視聴者を導きます。特定のショットが、いつ、なぜ使われるのかを考えることは重要です。クロースアップショットは詳細な部分を伝えるために使用でき、ミディアムショットやロングショットはシーンの設定やより広い背景を確立するために使用されます。カメラのアングルや移動は、感情や雰囲気、アクションのペースを伝えるために使うことができます。カメラが、登場人物の視点や表情を明らかにし、場面や状況を描写し、緊張感を与え、アクションのペースを伝えることができるという点で、文章で書かれた物語と共通点があります。
「カメラ」に関する質問例:
★映画を教材にした作業
続く章では、この選集に収録された各作品に順次焦点を当て、以下の内容を提供します。
プランと活動の目的
これらのレッスンの目的は、リテラシー作業をサポートし、映像言語の知識と映像テキストを分析する批評能力を養うことです。そのため、特定のリテラシーと映像学習の目標が提供されています。場合によっては、授業での活動が両方の目標を満たしたり、または別々の活動が提案されることもあります。
制作活動の可能性を探ることに興味があり、すでに子供たちと一緒にメディア制作の経験がある場合は、授業計画モデルに、制作活動の可能性についての簡単な提案がいくつか含まれています。
「笑う月」は複数の図形からキャラクターが作られるアニメーションです。黄色い円(笑う月)が黒い四角形から「産まれ」ます。その四角形はタングラム・パズルの個々の図形に分解されます。これらの図形が動いて組み合わさり、人、生き物、パターンを作り出します。この巧妙に構成された作品は、15 のシーンの連続からなっています。サウンドトラックはエネルギッシュで生き生きしており、画像と音のどちらが先に作られたのか分かりません。西本は、日本のフリーランスのアニメーターであり、アニメーションの講師を務めています。彼はこの映画でいくつかの賞を受賞しています。
タングラムは、画面上で図形たちが作り出す非常にリアルなキャラクターたちの相互作用を通じて、動きを描写し、物語を作り出すという、図形を操ることの無限の可能性を提示しています。この作品には舞台装置や背景が一切無いため、子どもたちは様々な情景を自由に想像することができます。
強力なサウンドトラックがあるため、映画を見ずに、まずサウンドのみを聴くことから始めるのがよいでしょう。子どもたちに、聞こえてくる音、音楽、無音状態に注目するように促します。こうすることで、細部にまで注意を払いながらリスニング・スキルを使うようになり、想像力豊かでクリエイティブな反応をするための準備が整います。また、映画を見ることで、描写力や想像力を養い、美術やデザインにつなげることができます。子どもたちに、真っ白な背景に描かれた図形を注意深く見るように促しましょう。
ぶつかる音が聞こえます。
黄色い円が黒い四角形から抜け出そうともがいています。
円はポンと音を立てて何とか抜け出し、ホホホと笑います。
タイトル「笑う月」が現れます。
円が四角形に体当たりし、四角形はバラバラに砕けます。
砕けた図形は一連のキャラクターやオブジェクトに変化していきます。
作品鑑賞後、子供たちのために用意されていた作業に、すぐに取り掛かることが有効です。また、以下の質問も、ディスカッションを開始したり、Cs and Ssに焦点を当てたりするのに使用できます (14 ~ 18 ページを参照)。「笑う月」は、一連の出来事、つまりストーリーやキャラクターのアクション、を探求するのに特に適しています:
目標(詳細はページ6を参照)
活動
用意するもの
「Starting Stories」のVHSテープ、TV と VCR(ビデオカセットレコーダー)、大きなタングラム、切り抜いたタンパグラム(42ページ参照)、大きな文字(切り抜くか、別々の A4 シートに分けて)、ワークシート、のり、鉛筆
活動
事前の活動
リテラシー学習
映像学習
映画の中のイメージがどのように意味を生み出すかを考えます。
導入部
クラス全体で
発育活動
映像学習活動
まとめ
タングラムの絵をいくつか見て、例えば、猫(cat) → 帽子(hat)の次に来るコウモリ(bat)といった3番目の変化を話し合います。
リテラシー評価
書かれた言葉や話された言葉から判断して、子どもたちが簡単な韻を踏む CVC 単語を作れるかどうかを確かます。
映像学習評価
スクリーンの中の画像がどのように変化して物語の一部になったのかを、子どもたちが説明することができるだろうか。
さらなる活動
教科の枠を超えた活動
体育:子どもたちに、ある形から別の形にゆっくりと変化させる一連の動きをさせてみる。
用意するもの
「Starting Stories」のVHSテープ、TV と VCR(ビデオカセットレコーダー)、紙の図形、のり、はさみ、場面のリスト(P-33の作品概要を参照)
活動
「変化」に焦点を当てます。韻を踏むパターン/文字列と図形を使用して、一日の中で自分の気持ちがどのように変化するかを表す簡単な本を作ります。
事前の活動
子供たちはあらかじめ作品を見ておく必要があります;
リテラシー学習
映像学習
導入部
クラス全体で
発育活動
映像学習活動
まとめ
子供たちの作品をいくつか見て、音を変えたり、別のアクションを追加してみます。
リテラシー評価
簡潔なリストや文の構成ができるかどうかを確認。
映像学習評価
子供たちは、動作と音を一致させ、その効果を説明できるでしょうか(例えば、ボールが跳ねる音で重さを感じさせたり、犬の吠える声で怒りを感じさせたり)。
さらなる活動
役割を演ずることでキャラクターたちの動作を表し、それに合った効果音を考案します。
教科の枠を超えた活動
用意するもの
「Starting Stories」のVHSテープ、TV と VCR、切り抜いたタンパグラム(P-42参照)、スチル画像(P-43〜P-44参照)、のり、付箋、クリップ、セロハンテープ、磁石
活動
子どもたちは図形を使った絵を作り、適切な言葉でそれを説明します。
事前の活動
生徒たちは以前にこの映像作品を見て、タングラムを使ったことがあるかもしれません。
リテラシー学習
映像学習
導入部
クラス全体で
発育活動
映像学習活動
まとめ
大きなタングラムを使って、どのように図形を動かしてキャラクターを作るかを説明します。
リテラシー評価
言葉の使い方についての継続的な振り返りが、喋ったり書いたりする形でできるだろうか。
映像学習評価
さらなる活動
教科の枠を超えた活動
体育: 子供たちに自分の体を使ってさまざまな物の形を作るように指示し、音楽に合わせてその形を動かして、音楽が止まったら動きもピタリと止めます。
用意するもの
「Starting Stories」のVHSテープ、TV と VCR(ビデオカセットレコーダー)、紙、鉛筆、大きく書かれた詩のお手本、個別の詩のお手本(差別化された)
活動
お手本を見て詩を書いてみます。
事前の活動
子供たちはあらかじめ作品を鑑賞し、登場する物、人、動物について話し合っておく必要があります。
リテラシー学習
詩のお手本を使って詩を書きますが、そこでは現在形の動詞と方向を示す言葉を使用するようにします。
映像学習
導入部
クラス全体で
発育活動
グループまたは個人で、子供たちはそれぞれの能力に応じて、できる範囲でお手本の詩を完成させます。
映像学習活動
まとめ
注:単語のリストは、学期中に増やしていけるクラス全体の財産とします。
リテラシー評価
映像学習評価
子供たちが、音がどのように映像と調和しているか、そして「間違った」音が映像の印象をどのように変えるのかについて説明できる。
さらなる活動
教科の枠を超えた活動
用意するもの
「Starting Stories」のVHSテープ、TV と VCR(ビデオカセットレコーダー)、洗濯ロープ、洗濯ばさみ、矢印カード、鉛筆、接続詞のリストと映像のスチル画像シート(A3に拡大して切り取る)
活動
さまざまなキャラクターに変身するというアイデアに基づいて、接続詞を含む文章を書きます。
事前の活動
特に必要ありません。
リテラシー学習
文章での流れをより自然にするために、文をつなぐスキルをを身につけます;
「時間を表す言葉」の語彙を増やします。
映像学習
導入部
クラス全体で
発育活動
映像学習活動
まとめ
何人かの子供に、彼らの変身を読み上げながら演じてもらいます。
リテラシー評価
映像学習評価
さらなる活動
タングラムを使って、映画の一連の場面を作成してみます。
教科の枠を超えた活動
用意するもの
「Starting Stories」のVHSテープ、TV と VCR(ビデオカセットレコーダー)、紙、鉛筆、録音機器/テープレコーダー;楽器
活動
サウンドトラックからストーリーを作成します。
事前の活動
子供たちには、事前にこの映像を見せません。
リテラシー学習
映像学習
導入部
クラス全体で
発育活動
映像学習活動
まとめ
いくつかの例を読み上げ、絵も見せます。
リテラシー評価
順序良く並べて書いたり話したりできたでしょうか。
映像学習評価
さらなる活動
子供たちは、新しい物語を作って、それに添える独自のサウンドトラックを作成することもできます。
用意するもの
「Starting Stories」のVHSテープ、TV と VCR(ビデオカセットレコーダー)、大きなタングラム、タングラムの図形 (P-42のひな型を参照)、ストーリーボード(絵コンテ)のひな型(P-89参照)
活動
映像作品に登場するキャラクターをもとにして、なぞなぞを書いてみます。
事前の活動
子供たちはあらかじめ映像を見て、一般的な質問にも答えておく必要があります。
リテラシー学習
映像学習
導入部
クラス全体で
発育活動
映像学習活動
まとめ
いくつかのなぞなぞを読み上げて、子供たちにそれがどんなキャラクターなのか想像してみるよう促します。
リテラシー評価
映像学習評価
さらなる活動
大きな紙にタングラムでできたキャラクターをふたつ描き、「私は...を持っています」「あなたは...です」などと書かれた吹き出しをつける。
教科の枠を超えた活動
子供たちに、図形の歴史なども含めて、タングラムについて何ができるか調べてもらいましょう。これは、インターネットを使っての研究活動のきっかけになるかもしれません。
映画、コミュニケーション、言語およびリテラシーのための基礎段階目標
以下の目標と目的は、子どもの言語スキルの発展が映画言語の学習とどのように結びつけられるかを示しています。初期学習の目標の例は、イングランドの基礎段階のカリキュラムガイダンスノートから引用されていますが、すべての幼児教育環境に適用可能です。
「StartingStories」は、教則本と映像(VHSのちにDVD)がセットになった幼児向けの映像リテラシー教材で、2003年にBritish Film Institute Education(英国映画協会 教育部)より出版されました。
ここでは本の一部(概要と「笑う月」に関する部分)を抜き出して、紹介しています。
なお、日本語訳は翻訳ソフトの助けも借りて、私(西本)が行なっています。